川は生きている

私が住む松戸を中心に気ままに綴ります

名も分からない小川と神田川

神田川のお話の初めに、かつて広大な水田が流域に広がっていたことを触れました。この水田の灌漑用水として、神田川は利用されました。そして、以前ご案内した"名も分からない小川"も利用された形跡があります。この小川から神田川へ向かう水路が多数あったようです。現在も水路を確認できる場所もしくは形跡が確認できる場所が多数ありますのでご案内します。

国土地理院ウェブの2013年航空写真を加工したのが、下の写真です。

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写真内のオレンジ色のラインが、"名も分からない小川"です。水色ラインが神田川です。それを繋ぐ白いラインが、今回ご紹介する水路です。

以下の写真は何れも神田川から"名も分からない小川"方面を臨んだものです。

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ここは、道路とは言えない状態で、歩くと土が柔らかいです。この時期は大丈夫ですが、暖かくなると雑草が伸び放題となります。

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こちらは、ご覧の通り道路の中央部に水路が残っています。両脇が道路⁉︎どのようなプロセスで、現在のようになったのでしょうか?

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こちらは、車一台がスレスレ通れる幅です。この先に以前ご紹介した湧水があります。

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最後に現在も水路として機能しているこちら。手前の神田川との境が段差になっているので、徒歩でしか通ることができません。

いかがですか?かつて水田が住宅になっていますが、水路が意外にも残っていますね。