名も分からない小川②
さて、今回も前回に続き、松先稲荷神社の前を流れていた小川を取り上げます。下の地図は昭和12年(1937年)のもので、青い円の場所が前回取り上げた位置です。この地図からも小川が存在していたことが分かります。
今回は、青い円の右側の線路、常磐線に向けて移動してみます。
伊勢丹の駐車場側の道路です。相当、頭の中で盛らなくてはいけませんが、小川が流れていたことをイメージできます。きっと、小川には名前があったんでしょうね。
もう少し進むと常磐線の線路にぶつかります。1896年に松戸界隈の常磐線が開通したそうですが、それまでは、この先も小川は続いていたのでしょう。元々は無かった鉄道の存在は、とても大きいものです。小川が流れていたことを想像することなんてできません。改めて鉄道が街や生活や景色に与えるインパクトの大きさを感じました。